生存学研究センター報告書 [14]
- はじめに:「異なり」の力学とマイノリティ研究
- 目次
- 序章 思想と政治体制について ソ連における精神医学と収容所についての覚書
- 第1章 学校教育におけるエンパワメントの可能性と限界 社会的困難を抱える生徒への臨床教育実践から
- 第2章 〈病い〉に刻印された隔離と終わりなき差別 「黒川温泉宿泊拒否事件」と「調査者」の関係性を事例に
- 第3章 パンフレットからYoung Hemophiliac Club へ 血友病者本人の活動へのうねり
- 第4章 異なる被差別カテゴリー間に生じる〈排除〉と〈連帯〉 在日韓国/朝鮮人共同体における「レズビアン差別事件」を事例に
- 第5章 「主婦によるオルタナティブな労働実践」の岐路 ワーカーズ・コレクティブはどう変わっていくのか
- 第6章 労働に性別は必要なのか? 性別異和をもつ人の職場における生存戦略
- 座談会企画 研究に課された倫理と実践における問い 被調査者/当事者/生活者/活動者との間で揺れる「研究者」なる存在とは何か
- 第1章 社会調査の方法と実践 「研究者」であることの範域をめぐって
- 第2章 水俣病史における「不知火海総合学術調査団」の位置 人文・社会科学研究の「共同行為」について
- 第3章 突き返される問い 「研究」「研究者」「大学」を問う手前で考えるべきこと
- 講演録 多民族国家構想とマイノリティ 多民族・多文化「共生社会」は可能か
- あとがき
- 執筆者一覧