生存学研究所
生存学研究所とは?
立命館大学生存学研究所は、「障老病異」——障害、老い、病、そして他と異なる身体や生のあり方などを起点に、「生きて存ること」を問い続けてきた研究拠点です。
研究対象は、医療や福祉の制度や学問にとどまりません。病気や障害とともに暮らす日々、身体の不自由さを抱えながら働き生きる工夫、老いや死に向き合う中で語られる声など、「生の現場」に根ざした知を大切にし、社会について考えます。研究者だけでなく、当事者、市民、学生がともに学び、考え、発信する場づくりを進めています。
これまでの活動
2007年の創設当初(「生存学研究センター」)以来、生存学研究所は、国内外の研究者や当事者との交流を重ねながら、数多くのシンポジウムやセミナーを開催してきました。
障害や病とともに生きる当事者の声を中心に、研究者、医療・福祉関係者、市民、学生が「ともに生きる社会」を作るための対話を続けています。また、アジアやヨーロッパなど海外の研究者・当事者との共同研究や国際交流にも力を入れてきました。
生存学研究所パンフレット (PDF形式: 150KB)
客員研究員の国内外別統計、イベント実施回数
| 客員協力研究員数 ※( )内は国外の客員協力研究員数 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
| 113人(8人) | 111人(4人) | 119人(11人) | 112人(7人) | 124人(11人) |
| シンポジウムなどイベント実施回数 ※( )内は国際イベント or 海外所属者参画イベント | ||||
| 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
| 8回(3回) | 7回(1回) | 14回(4回) | 6回(1回) | 17回(8回) |
4つの重点活動
1.生存学アーカイヴィング
障害者運動の資料や当事者団体の刊行物、医療・福祉関連文書など、多様な資料を収集・保存しています。2万冊を超える関連書籍に加え、機関誌やニュースレター、政策資料など数万点を保管しており、今後はデータベース化やWeb公開をさらに進めていきます。
また、視覚障害等のある方への資料提供にも取り組み、アクセシビリティ向上を進めています。
生存学アーカイヴィング
2.東アジア生存学拠点形成
日本、韓国、中国・台湾の研究者や当事者が参加する「障害学国際セミナー」を継続開催しています。日中韓の同時通訳を導入し、国や立場を越えてともに学び考えるためのつながりを広げています。
東アジアにおける生存学拠点形成
3.支援テクノロジー開発
移動や情報アクセスに困難を抱える人びとの声をもとに、支援技術や環境改善に関する研究を行っています。大学や駅でのバリア調査、車椅子体験イベント、企業やデザイナーとの協働などを通して、「誰も取り残さない社会」について考えています。
支援テクノロジー開発
4.書籍、研究成果の発信
研究成果をわかりやすく社会に伝えるため、ウェブ連載や書籍刊行にも力を入れています。ウェブ連載「研究の現場」は、2025年に『知は分断をこえる』として、『知のフロンティア』『知と実践のブリコラージュ』に続くシリーズ第三弾として刊行されました。
『知は分断をこえる――生存をめぐる研究の現場』
『知のフロンティア――生存をめぐる研究の現場』
2つの刊行雑誌
研究所では、査読付き学術誌『立命館生存学研究』および英語電子ジャーナル Ars Vivendi Journal を刊行しています。これらは、「障老病異」をめぐる多様な研究や実践を共有する場となっています。いずれも、どなたでもオンラインで読むことができます。
紀要『立命館生存学研究』
Ars Vivendi Journal
arsvi.com
ウェブサイト「arsvi.com」は、故・立岩真也さん(元立命館大学生存学研究所所長)が1996年に立ち上げたウェブサイト「生命、人間・社会」をもとに2002年にリニューアルされました。以来、「障老病異」にかかわる膨大な資料や記録を収集・公開しています。いまでは、こうしたテーマに関する社会学的なアーカイブとして、世界でもトップクラスの規模を誇っており、国内外から多くのアクセスがあります。
arsvi.com
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私たちの歩みは、市民、学生、研究者、当事者のみなさんとの協働によって支えられています。一人ひとりの経験や問いを大切にしながら、「生存学」という知の世界を一緒につくっていきませんか?
今後の活動のさらなる発展のため、ぜひご支援をお願いいたします。
奨学寄附金























