著者略歴

■編著者

◇角崎洋平(かどさき・ようへい)
1979 年生。政府系金融機関勤務を経て、現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科博士課程・日本学術振興会特別研究員DC2。福祉政策論・福祉理論。論文に、「庶民金庫の貨幣貸付に対する『潜在能力』アプローチ――グラミン銀行との比較における考察」(『コア・エシックス』vol.5、2009 年)、「なぜ〈給付〉ではなく〈貸付〉をするのか?――Muhammad Yunus の〈貸付〉論と「市場社会」観の検討」(『コア・エシックス』vol.6、2010 年)がある。

◇松田有紀子(まつだ・ゆきこ)
1985 年生。立命館大学大学院先端総合学術研究科博士課程・日本学術振興会特別研究員DC1。文化人類学。論文に、「「花街らしさ」の基盤としての土地所有――下京区第十五区婦女職工引立会社の成立から」(『コア・エシックス』vol.6、2010 年)などがある。

■論文執筆者

◇櫻井悟史(さくらい・さとし)
1982 年生。立命館大学大学院先端総合学術研究科博士課程・日本学術振興会特別研究員DC2。歴史社会学。著書に、『死刑執行人の日本史――歴史社会学からの接近』(青弓社、2011 年)、共編著に『特別公開企画 アフターメタヒストリー――ヘイドン・ホワイト教授のポストモダニズム講義』生存学研究センター報告第13 号(生活書院、2010 年)、『聴覚障害者情報保障論――コミュニケーションを巡る技術・制度・思想の課題』生存学研究センター報告第16 号(生活書院、2011 年)などがある。

◇大谷通高(おおたに・みちたか)
1979 年生。立命館大学大学院先端総合学術研究科博士課程。社会学。論文に、「犯罪被害者の救済におけるケア・試論――〈被害〉についての考察から」(『ケアと/の倫理』生存学研究センター報告11 号、2009 年)、「社会的な救済の対象として「犯罪被害者」が現れる契機について――60・70 年代の日本の被害者学と補償論の考察から」(『コア・エシックス』vol.4、2008 年)などがある。

◇石田智恵(いしだ・ちえ)
1985 年生。立命館大学大学院先端総合学術研究科博士課程・日本学術振興会特別研究員DC1。文化人類学。論文に、「「日系人」という生き方、日系人の生き方」(『生存学』vol.2、2010 年)、「戦後日本における「日系人」の誕生――1957 年「海外日系人大会」開催の意味」(『移民研究年報』(日本移民学会)16、2010 年)、「1990 年入管法改正を経た〈日系人〉カテゴリーの動態――名づけと名乗りの交錯を通して」(『コア・エシックス』vol.5、2009 年)などがある。

◇小出治都子(こいで・ちとこ)
1984 年生。立命館大学大学院先端総合学術研究科博士課程。化粧文化論。論文に、「化粧する「少女」――レート化粧品の販売戦略――」(『大正イマジュリィ』(大正イマジュリィ学会)4 号、2009 年)、「高等女学校の美育からみる「少女」と化粧の関係」(『コア・エシックス』vol.7、2011 年)がある。

◇中田喜一(なかだ・きいち)
1982 年生。立命館大学大学院院先端総合学術研究科博士課程。社会学。論文に、「オンラインセルフヘルプグループの可能性」(『コア・エシックス』vol.5、2009 年)などがある。

◇西嶋一泰(にしじま・かずひろ)
1985 年生。立命館大学大学院先端総合学術研究科博士課程。民俗芸能研究。論文に、「一九五〇年代の文化運動のなかの民俗芸能――原太郎と「わらび座」の活動をめぐって」(『コア・エシックス』vol.6、2010 年)、「「歴史」の受容論としての国民的歴史学運動と生活記録運動――ヘイドン・ホワイトの「歴史」概念の検討から」(『特別公開企画 アフターメタヒストリー――ヘイドン・ホワイト教授のポストモダニズム講義』生存学研究センター報告第13 号、2010 年)などがある。

◇近藤宏(こんどう・ひろし)
1982 年生。立命館大学大学院先端総合学術研究科博士後期課程・日本学術振興会特別研究員DC2。文化人類学。論文に、「鳥の声を聞く─―パナマ東部先住民エンベラにおける動物をめぐる言説の諸相」(『生存学』vol.4、2011 年)、「他者の歴史を人類学者が問うことについて――口承研究に見る主体モデルの検討」(『コア・エシックス』vol.5、2009 年)、翻訳にクロード・レヴィ= ストロース「親族研究の未来」(『思想』1016、2008 年)などがある。

◇冨田敬大(とみた・たかひろ)
1983 年生。立命館大学衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー。文化人類学、牧畜社会研究。論文に、「家畜とともに生きる――現代モンゴルの地方社会における牧畜経営」(『生存学』vol.2、2010 年)、“A Conflict between Migration and Settlement ?: Pasture Usage and Management in Post-Socialist Mongolia,”(Papers of International Committee of Pre-Ottoman and Ottoman Studies (CIEPO) Interim Symposium, the Central Asiatic Roots of the Pre-Ottoman and Ottoman Culture, 2011 年)などがある。

◇天田城介(あまだ・じょうすけ)
1972 年生。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。社会学。著書として『〈老い衰えゆくこと〉の社会学』(多賀出版、2003 年→ 2010 年に増補改訂版)、『老い衰えゆく自己の/と自由』(ハーベスト社、2004 年→ 2011 年に第二版)、『老い衰えゆくことの発見』(角川学芸出版、2011 年9 月)、天田城介・北村健太郎・堀田義太郎編『老いを治める――老いをめぐる政策と歴史』(生活書院、2011 年3 月)などがある。