『立命館生存学研究』第1号(2018年3月刊行)特集「一元から多元に広 がる関係へ」合評会:立命館大学生存学研究センター 現代社会エスノグラフィ研究会2018年度第2回企画(通算第16回)

掲載日: 2018年12月21日
編者 永田貴聖(生存学研究センター客員研究員)
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日時 2019年1月29日 火曜日 午後1時30分開始
場所 立命館大学衣笠キャンパス 学而館研究会室1
主催 立命館大学生存学研究センター 研究プロジェクト・現代社会エスノグラフィ研究会
課題「地域・アイデンティティを基点とするポスト多元的社会関係群に関する研究」

参加無料・申し込み不要

*会場の近くに駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。

趣旨

昨年度、本研究会では、「「当事者」から多元的に広がる関係についての生存学」をテーマに、エスノグラフィの手法を活用し、特定のアイデンティティを基盤する一元的な関係が、一つの共通項を軸としながら、より緩やかで多元的に広がっていく過程を検討し てきた。これまで、特定の異なるとされるアイデンティティや属性をもった人びとは、仮に同じ地域や空間に存在するとしても、一見するとつながりがないと考えられる傾向にあった。しかし、本研究会における議論の現状の結論として、つながりがないと考えられる関係群が実は部分的につながっており、そのような関係群の連なりこそが「ポスト多元的」関係であり、それはさまざまなところに存在しているのではないかという想定に至った。この特集はその成果である。

討論者 白波瀬達也さん(桃山学院大学 社会学部 准教授) 

プログラム

13:15 開場
13:30~13:45 「趣旨説明~一元から多元に広がる関係へ」 永田貴聖(立命館大学生存 学研究センター客員研究員)
13:45~14:15 浜田明範(関西大学准教授) 
論文「存在論的転回とエスノグラフィー―具体的なものの喚起力について」についての討論コメント
14:15~14:45 山口健一(福山市立大学准教授) 
論文「〈断絶〉を見据える「対話」―在日朝鮮人-日本人間の相互理解の不可能性を前提とした「共生」倫理」についての討論コメント
14:45~15:15 原めぐみ(和歌山工業高等専門学校助教)
論文「架橋する「自」と「他」―研究者の多元的ポジショナリティに関するエスノグラフィ」についての討論コメント
※スカイプでの登壇
15:15〜15:30 休憩
15:30~16:00 今里基(先端総合学術研究科博士課程大学院生)
論文「非当事者として聞き取り調査をすること―ある日韓 ダブルのアイデンティティの事例から」についての討論コメント
16:00~16:30 山本崇記(静岡大学准教授)
論文「朝鮮学校を支援する人びととは誰か―民族性と住民性という視点に着目して」についての討論コメント
※スカイプでの登壇
16:30~16:40 休憩
16:40~17:20 総合討論
終了後 懇親会(各自割り勘)

【重要】

参加者は特集論文を必ず読んできてください。
コメント質問は読んでこられた方のみということでご理解ください。
こちら論文データです

お問い合わせ

問い合わせは 永田(atsumasangt@yahoo.co.jp)まで