目次
まえがき 立岩 真也
第一部 シンポジウム「性同一性障害×患者の権利——現代医療の責任の範域」
序 山本 崇記
報告1 医療過誤裁判における情報偏差と情報開示運動——患者の権利とは何か 勝村 久司
報告2 トランスジェンダー及び性同一性障害医療の現状 田中 玲
パネルディスカッション 「性同一性障害×患者の権利——現代医療の責任の範域」 高橋 慎一(コーディネーター)、勝村 久司、田中 玲、ヨシノ ユギ、上瀧 浩子
第二部 身体をえぐる〈痛み〉の分断と錯綜——医療・法・メディア・運動
序 北村 健太郎
第1章 輸入血液製剤によるHIV感染に関する一考察 西田 恭治・福武 勝幸
第2章 輸入血液製剤によるHIV感染に関する一考察(承前)——ジャーナリズムおよび和解所見の功罪 西田恭治
*再録にあたって 北村 健太郎
第3章 C型肝炎特別措置法に引き裂かれる人たち 北村 健太郎
第4章 診療情報の開示に関わる論点 伊藤 実知子
第5章 性同一性障害医療と身体の在り処——ガイドライン・特例法とトランスジェンダリズムの分析から 高橋慎一
第6章 GIDという経験——「患者」としての3年間 ヨシノ ユギ
争いと争いの研究について 立岩 真也
性同一性障害についてのメモ 立岩 真也
あとがきにかえて——運動/研究をめぐる断想 山本 崇記