目次

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まえがき 5
スペシャルエッセイ
―‌博士論文完成も単著出版(『移植と家族』岩波書店2016)も、うえの式質的分析法のおかげ 13

序章 うえの式質的分析法の魅力

1.質的分析法は問題点や新しいアイディアを発見する最強ツール 30
2.集めた情報をしゃぶりつくす! 33

第1章 インタビューをしてみよう

1.インタビュー切り上げ時のキーワード「さっきも言ったけど」 36
2.テープ起こしをしない 38

第2章 カード作り

1.情報のユニット化(単位化)による徹底的な帰納法 42
2.カード作りのルール 43

第3章 要因連関図

1.カードのグルーピング → 脱文脈化のち再文脈化 50
2.カテゴリー化 52
3.マッピング 53
4.チャート化(関連付け) 53

第4章 ストーリーテリング

1.量の配分をみる 56
2.コンテクスト→脱コンテクスト→再コンテクスト(時系列) 56
3.要因連関図をニットの編み物と考えよう 57
4.データに語らせる 57
5.ストーリーテリングのルール3点 57

第5章 何を発見するか

1.ストーリーについて、質問、コメントをする 60
2.マトリックスをつくる 60
3.データのかたよりは何を意味しているのか 62
4.いかなる文脈から発見を導き出すか 62
5.‌テープ起こしで得られた情報と、うえの式質的分析法で得られた情報の異なり 63
6.多くの文脈情報で発見の質と量が変わる 63
7.1人のひとにインタビューする場合の注意点 63
8.経路依存性(Path Dependency)とは? 64
9.記述のルール(レポートを書く) 65

第6章 「障害児の(母)親」の経験を語ってみよう

1.取り扱うデータの性格とアンケートの作り方 72
2.ストーリーテリングの原則 73
3.ストーリーテリングの実践 73

第7章 フォローワークセッションは結論のための準備作業

1.フォローワークセッション(方法論篇) 102
2.フォローワークセッション(実践篇) 104
第8章 「私はなぜ先端総合学術研究科にいるのか?」
―うえの式質的分析法2014年度実践篇

1.はじめに(本稿の目的と要旨) 112
2.要因連関図から見えたうえのゼミ院生集団の物語 114
3.要因連関図のグループに注目した調査対象集団に内在している分析視点の発見 131
4.おわりに 133

終章 質問集

1.インタビューに関して 136
2.インタビューの分析に関して 137
3.ノートテイクに関して 138
4.ノートテイクと音源起こしの違いに関して 139
5.ケース分析とコード分析に関して 140
6.分析全般に関して 142
7.チャート化に関して 144
8.アウトプットに関して 145

補遺

1.うえの式質的分析法の活用方法 147
2.情報ユニット用紙の作り方(Windows編・MAC編) 147
3.おまけ 151

あとがき 160

参考文献 162

資料 163

著者と参加者一覧 171