OICセミナーハウスのバリアフリー化促進

掲載日: 2017年10月25日

大阪いばらきキャンパス(OIC)のセミナーハウスのツイン洋室一室のバリアフリー化改修工事が2017年9月に完了しました。推進してくださったOIC地域連携課と管財課に深く感謝します。この改修の結果、車いすのままでシャワーとトイレのスペースに自力でスムーズに入れるようになりました。また車いす対応の洗面台も独立して設置されました。(写真参照)。

enlearge image (to back to press x)シャワー・トイレスペース

enlearge image (to back to press x)車いす対応の洗面台

この取り組みのきっかけは、昨年の9月に生存学研究センターがOICで開催した障害学国際セミナー2016(韓国、中国、台湾、日本から参加)でした。車いすを利用する韓国からの報告者が宿泊したこの洋室には、入り口に段差がある、バス、トイレ、洗面台が一体のユニットバスが設置されていたのです。その件について述べた「研究の現場:障害学国際セミナー2016 ― ドア、太陽の塔、コナン」を御参照ください。

今回の改修によるバリアフリー化はささやかな一歩にしかすぎません。しかし、それでも、私たちの身近なところに現実にある課題に、OIC地域連携課や管財課など学内の関係者の理解と協力により、取り組むことができた例として紹介させていただきます。引き続き、生存学と障害学が訴えていることを学内でも実践していきたいと思います。