「ヘイトスピーチに抗する――路上・学校・大学」
日時:2015年7月19日(日)13:00-17:00
会場:立命館大学衣笠キャンパス 充光館301
主催:立命館大学生存学研究センター
共催:立命館大学人間科学研究所「インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究(基礎研究チーム)」
参加:参加費無料・申し込み不要(定員170名)
※駐車場・駐輪場がありませんので、公共交通機関をご利用になりご来場願います。
開催趣旨
現在、様々な場所でヘイトスピーチ、ヘイトクライムが展開され、それにたいする抗議運動もそれぞれの場所で、それぞれの立場で起こっている。本企画で上映する映画『ヘイトスピーチ』(佐々木航弥監督、大阪芸術大学卒業制作、80分)では、路上でのヘイトデモおよびそれへの参加者へのインタビュー、路上での「カウンター」を行なっている人びとへの半年間の取材、そしてヘイトクライム被害にあった人びとや支援者の語りから、ヘイトスピーチをめぐる現状を、ドキュメンタリーとして丁寧に描き出している。
この映画は、ヘイトデモ参加者およびカウンターの両者に取材しているにもかかわらず、明らかに反差別を打ち出すことに成功している。一方では反差別というテーマには共感しつつも違和感を覚えるという意見もある。映画から触発されつつ、現在共有されるべき課題を検討したい。
ヘイトスピーチおよびヘイトクライムは、むろん路上だけでも、特定の団体だけで起こっているわけではない。そのとき、たとえば教育の場において、民族学校に対して、あるいは大学内での留学生やマイノリティの教員にむけても起こっており、それに対する抗議、制度的な対応の取組みが行なわれている。そこで、映画を撮影した佐々木航弥監督と平木篤氏、そしてそれらに詳しい山本崇記氏(静岡大学)、堀田義太郎氏(東京理科大学)をお招きして、従来の反差別運動の歴史を振り返りながら、近年の運動をとらえ直す機会としたい。本企画は、映画を通じて現状の深刻さを理解するとともに、路上、学校、大学での抗議のあり方を紹介し、現在の差別状況に抗する取り組みを広く伝えていくことを目指すものである。
プログラム
12:30〜 | 開場 |
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13:00〜13:10 | 趣旨説明 中倉 智徳(立命館大学専門研究員) |
13:10〜14:30 | 映画「ヘイトスピーチ」上映 |
14:30〜14:45 | 休憩 |
14:45〜17:00 16:00〜16:10 休憩 |
「ヘイトスピーチに抗する――路上・学校・大学」討論会 趣旨説明・司会 中倉 智徳(立命館大学専門研究員) 報告 全体討論 |
お問い合わせ先
立命館大学生存学研究センター事務局
TEL: 075-465-8475 FAX: 075-465-8245
E-mail: ars-vive@st.ritsumei.ac.jp
本企画は文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究」プロジェクトの一環としておこなわれるものです。