アンハラッド・ベケット教授研究会

掲載日: 2023年10月31日
演題: 脆弱なパーソン(人)であることと社会的排除(Vulnerable Personhood and Social Exclusion)
講師: アンハラッド・ベケット教授(リーズ大学社会学・社会政策学部)
日時: 2023年11月27日(月曜日)午後4時20分―7時20分
会場: 立命館大学朱雀キャンパス多目的室1・2
開催形式:対面
主催: 立命館大学生存学研究所

趣旨

本研究会では疎外と社会的脆弱性(marginalization and social vulnerability)の関係の検証をテーマとする。その際に、ケーススタディ・アプローチを採用し、注目するのは、新型コロナウイルス感染症の大流行が世界中の障害者に与えた影響である。このケーススタディによって、社会的排除によって蓄積された致死性、そして危機に瀕する人類の生態の理解の一助とする。人権に関する言説への影響についても考察する。
報告者は、社会学者である英国のアンハラッド・ベケット教授である。ベケット教授はリーズ大学社会学・政策学部の教授であり、同大学の障害学センター長をつとめた経験を持つほか、(批判的)障害学のジャーナル(International Journal of Disability and Social Justice)の編集長を務めている。特に障害の社会モデルと人権モデルの関係を明らかにした「障害の社会モデルと人権モデル:相補論に向けて」の著者(アナ・ローソンと共著)として国際的に知られている。

同論文へのリンクは以下の通り。

また、社会の変革のために卓越した技芸上の業績により、ロイヤル・ソサエティー・オブ・アーツ・フェロー(RSFA)の栄誉称号を持つ。さらに社会学、障害学分野の功績により、2023年10月に、英国の社会科学院のフェローにも選出されている。
生存学研究所との関係では、2018年の台湾での障害学国際セミナーにおいて、“Free(ing) Play for Disabled Children: a critical Disability Studies perspective”と題する基調講演をされている。
ベケット教授の報告は英語で行われ、当日は生存学研究所メンバーによる逐次通訳がある。

参加費:無料(申込制)先着44名
情報保障:日英逐次通訳、文字通訳

プログラム

16:20 開会挨拶
大谷いづみ(生存学研究所所長)
16:25 講師紹介
長瀬修(生存学研究所上席研究員)(DOCX:15KB)
16:30 報告「脆弱なパーソン(人)であることと社会的排除(Vulnerable Personhood and Social Exclusion)」
アンハラッド・ベケット(リーズ大学社会学・社会政策学部教授)
17:50 休憩
18:00 質疑応答
19:20 閉会挨拶
後藤基行(生存学研究所副所長)
  終了

参加申し込み

参加ご希望の方は、以下のサイトからお申込ください。

アクセシビリティの問題で上記のサイトで申し込めない方は、⓵お名前、②メールアドレス、③ご所属先(ある場合)を下記宛のお問い合わせ先にお送りください。

お問合せ先

生存学研究所事務局 ☎075-465-8475
長瀬修(Nagase@an.email.ne.jp)、伊東香純(itokasumi24@gmail.com
(メールは両方にお願いします)