2019年度 第3回(通算20回)現代社会エスノグラフィ研究会 研究報告「観客がつくる舞台―マダンパンの拡張としての東九条マダン」

掲載日: 2020年01月10日
日時: 2020年1月27日(月) 午後6時30分開場 7時開始 9時終了予定
場所: Books×Coffee Sol.
主催: 2019年度立命館大学生存学研究所・研究プロジェクト
課題「地域・アイデンティティを基点として広がる社会関係群に関する実践介入の民族誌的研究」(代表:小川さやか教授)
参加費: 無料(参加申し込み不要)

*会場の近くに駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。

発表要旨

報告:ベル裕紀さん(法政大学非常勤講師、東九条マダン実行委員会美術班)

コメント
・小川伸彦さん(奈良女子大学教員)
・山口健一さん(福山市立大学教員)
・浜辺ふうさん(九条劇)
ほか

東九条マダンとは何か?という問いに答えることは難しい。東九条マダンは「民族文化」と「地域」といった語彙で語られることが多いが、ある種の理念あるいは理想の表現とみなすことに発表者は若干の違和感を感じる。この違和感は、「マダン的なもの」や「マダンらしさ」という言葉で表現される「何か」とも、東九条マダンを行う組織の形態とも深い関係があるように思う。

本発表では、舞台上の演者と客席の観客との間で上演されるパフォーマンスという視点から、東九条マダンを捉え直すことで、冒頭の問いに接近することを試みるものである。演者と観客という軸を通じて、東九条マダンを見たとき、この祭りには、実に多くの者が(裏方も含めた広い意味での)「演者」として関わり、同時に観客にもなっていることに気づく。その意味では、東九条マダンの観客たちは上演前から、様々な形で東九条マダンという出来事に関わるような仕掛け―我々が通常イメージする地域の「祭り」を作り出す仕掛け―を有していることになる。こうした特徴は、東九条マダンの上演中に、観客たちの身体の配置によって、観客席にも、舞台にもなるマダンパンによってパフォーマティヴに示唆されているように見える。

行程

18:30 開場
19:00~19:40 ベル裕紀さん 報告
19:40~20:10 コメンテーターからコメントと応答
20:20~21:00 ディスカッション
交流会(希望者のみ 実費各自負担)

※終了後 懇親会を予定しております。参加者は実費となります。

お問い合わせ

永田貴聖・現代社会エスノグラフィ研究会実務担当(atsumasangt@yahoo.co.jp)まで