2015年度生存学研究センター若手研究者研究力強化型「祝祭の多角的再考から導く共生研究」公開シンポジウム 「マージナルな時空間における主体性を問う――多文化共生の再考」
日時:2015年12月20日(日)13:00-18:30
会場:立命館大学衣笠キャンパス 学而館2階第2研究会室
主催:立命館大学生存学研究センター若手研究者研究力強化型「祝祭の多角的再考から導く共生研究」
参加:参加費無料・申し込み不要
※駐車場・駐輪場がありませんので、公共交通機関をご利用になりご来場願います。
開催趣旨
本シンポジウムでは、移民や植民地問題、南北問題、多文化主義、ジェンダーといったテーマに関わる人々の生のあり様を、「マージナルな時空間」というコンセプトの下で改めて考察することを試みる。アフリカ、アメリカを主とする複数の地域における、過去の記憶や現在の実践の事例を議論の端緒とし、発表者たちの多角的なアプローチにより、既出の研究視角からは見えにくかった新たな生存の姿を捉えたい。
本シンポジウムを主催する研究会は「祝祭の多角的再考から導く共生研究」を研究課題とし、“祝祭とは人間が抱く「生存」への根源的な希求ではないだろうか”という問いを立て、様々な場面で、祝祭的なものがつくりだす生のあり方に目を向けることで、生きていることのうちにある喜びや幸福といったものを探求していくことを目的に、2012年度から活動してきた。祝祭は人間の生存のあり様であり、有史以来の共生のひとつのあり方ともいえる。本研究会は、共生のために何かを導くというスタイルではなく、メンバーが個々の問題設定に基づき、それぞれのフィールドで息づく人々の知恵をすくいだし、共生への手がかりを見出そうとするものである。
プログラム
13:00〜13:10 | 趣旨説明 |
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13:10〜15:10 | 基調講演 13:10〜14:10 和泉 真澄(同志社大学グローバル地域文化学部・教授) 「今こそ太鼓の音だよ -新しい祝祭の音楽と北米アジア系エスニック運動-」 14:10〜15:10 小川 了(東京外国語大学・名誉教授) 「D.デナンクスの小説 『Galadio』 の周辺」 |
15:10〜15:30 | 休憩 |
15:30〜17:00 | 若手発表 15:30〜16:00 小田 英里(立命館大学大学院先端総合学術研究科・院生) 「ガーナ女性の「自律性」に関する一考察―シュガー・マミーに着目して」 16:00〜16:30 柏尾有祐(立命館大学大学院先端総合学術研究科・院生) 「Yoshiko Uchidaの新しい作家像について -彼女の未発表作品Crepe Paper Flowersに見る、日系一世の心理描写と強制収容体験-」 16:30〜17:00 八木達祐(立命館大学大学院先端総合学術研究科・院生) 「ケニアのスラムツアーに関する人類学的研究―ツアーガイドの観光認識をめぐって」 |
17:00〜17:10 | 休憩 |
17:10〜18:30 | 総合討論 |
【お問い合わせ先】
立命館大学生存学研究センター事務局
TEL: 075-465-8475 FAX: 075-465-8245
E-mail: ars-vive@st.ritsumei.ac.jp