マイノリティ研究会(立命館大学生存学研究センター若手研究者研究力強化型プロジェクト)共催企画「公開合評会:『日本の血友病者の歴史――他者歓待・社会参加・抗議運動』を読む」
日時:2015年3月14日(土)14:00〜18:00
会場:キャンパスプラザ京都6階第1講習室
(アクセス:http://www.consortium.or.jp/about-cp-kyoto/access)
参加費無料・事前申し込み不要
※駐車場・駐輪場がありませんので、公共交通機関をご利用になりご来場願います。
開催趣旨
本会は、北村健太郎氏が昨年10月に発刊した著書『日本の血友病者の歴史――他者歓待・社会参加・抗議運動』を題材にした公開合評会である。
北村氏は、1960年代後半から1980年代における血友病者および血友病患者会/コミュニティの歴史を論じながら、医療技術、公費負担、学校教育、マスメディア、優生思想、感染症問題など様々な主題へと展開していく。血友病を特定分野の一課題として見るのではなく、血友病を視座に広く社会を捉え直そうとする意欲的な試みであり、本書は血友病患者会/コミュニティを主題にして研究成果が示された日本初の書籍といえる。
公開合評会では著者解題とともに、コメンテーターの専門領域からのアプローチや参加者との批判的検討及び意見交換を通して、今ここにある個人の身体から切り離し難い障害/病気=血友病を立脚点に、現代社会の課題を描き出す研究に寄与することを目的とする。
プログラム
14:00〜14:05 | 趣旨説明:梁陽日(マイノリティ研究会) |
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14:05〜14:25 | 北村健太郎氏(立命館大学)による自著解題 |
14:25〜15:45 | コメンテーターによる書評コメント 鵜飼正樹氏(京都文教大学) 高橋さきの氏(翻訳家) |
15:45〜15:55 | 休憩 |
15:55〜17:25 | 全体ディスカッション |
17:25〜17:30 | 閉会の挨拶:梁陽日 |
(最大延長18:00まで)
関連文献
- 山本崇記・高橋慎一編 20101120 『「異なり」の力学――マイノリティをめぐる研究と方法の実践的課題』,生存学研究センター報告14,408p. ISSN 1882-6539
- 天田城介・村上潔・山本崇記編 20120310 『差異の繋争点――現代の差別を読み解く』,ハーベスト社,x+299p. ISBN-10: 4863390343 ISBN-13: 9784863390348
主催
立命館大学生存学研究センター
マイノリティ研究会(立命館大学生存学研究センター若手研究者研究力強化型プロジェクト)
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