『卵子提供─美談の裏側』上映会

掲載日: 2014年05月09日

イベントチラシ

日時:2014年6月7日(土)14時〜17時
主催:代理出産を問い直す会・立命館大学生存学研究センター
共催:立命館大学人間科学研究所「インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究(基礎研究チーム)」
会場:立命館大学衣笠キャンパス 充光館301
参加費無料・事前申込み不要(定員170名)

企画趣旨

『卵子提供─美談の裏側』(原題”Eggsploitation”)は、米国NPO団体”The Center for Bioethics and Culture Network”(以下CBC)が、2010年にリリースしたドキュメンタリーフィルムである。本作品は、当事者に対するインタビューを中心に、卵子提供者が深刻な健康ダメージを被ること、不妊治療医やあっせん業者が、十分なリスク、科学的考察を伝えないまま若い女性の身体の資源化と、不妊産業の拡大が進んでいる現状について説明するものであり、これまで、米国内外の大学、人権団体、政治団体などで上映されてきた。2013年9月に、オリジナル版に新たな事例を加え再編集した新版が発表され、代理出産を問い直す会(代表:柳原良江、東京電機大学教員)では、CBCとの交渉・合意を経て、新板の翻訳を行った。日本では、法的規制がなく、また、卵子提供者や生まれてくる子、卵子提供を受けた妊娠のリスクなどに関する十分な議論が尽くされていない状況で、卵子提供が始められようとしている。本企画では、特にこれまで焦点の当てられなかった提供者側と斡旋業の実態を捉えることで、卵子提供の実施がどのような問題を引き起こすのか、米国の現状と課題から考えることを目指す。

プログラム

14:00−14:05 趣旨説明:小門穂(大阪大学)
14:05−14:30 解説:柳原良江(東京電機大学)
14:30−15:15 映画上映
15:15−15:30 (休憩)
15:30−15:45 指定質問:小門穂
15:45−17:00 対談:柳原良江×松原洋子(立命館大学)

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お問い合わせ先

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〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
TEL:075-465-8475 FAX:075-465-8245
E-mail:ars-vive@st.ritsumei.ac.jp

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