国際セミナー「ナラティヴ心理学と教育(1)――いじめ予防の技法」

掲載日: 2014年04月22日

イベントチラシ

日時:2014年5月10日(土)13:30〜17:30
会場:立命館大学衣笠キャンパス 創思館303/304
主催:立命館大学生存学研究センター
共催:ナラティヴと質的研究会
企画・司会:やまだようこ (立命館大学衣笠総合研究機構特別招聘教授)
参加費無料

企画趣旨

国際セミナー「ナラティヴ心理学と教育(1)――いじめ予防の技法」
International Seminar of Narrative Psychology and Education (1):Skills for Bullying Prevention

「ナラティヴ心理学と教育」をテーマにした国際セミナーの第一回です。「いじめ」問題は、ナラティヴと質的研究会において、さまざまな角度から継続して取り組んできた重点テーマです。この問題の支援は、教育現場において重要なだけではなく、他の領域にも広く応用可能と考えられるからです。単純な因果関係モデルや被害者―加害者の二項対立モデルでは解決が困難で、現場の複雑なフィールドにおいて、当事者の視点から見た多様な物語があることを許容するナラティヴ・アプローチが有効と考えられます。

今回は、教育現場における予防と支援のための具体的な技法について、先進的な取り組みについて学ぶ国際セミナーを開催します。オーストリアのウィーン大学とは長年にわたって共同研究や国際交流をつづけてきました。今回は、第一部でヤナギダ・タクヤ氏に「オーストリアのいじめ等予防教育プログラム-ヴィスクの運用と効果」について御講演いただきます。解説とコメントは、日本のいじめ研究の第一人者、大阪教育大学の戸田有一氏にお願いします。第二部では、兵庫県立大学の竹内一雄氏から、今、教育現場でもっともホットなテーマになっている「スマホからつながるネット問題の理解と対処」について御講演いただきます。それらの御講演をもとに、多様な角度から討論を行いたいと思います。

プログラム

開会あいさつ

やまだようこ (立命館大学衣笠総合研究機構特別招聘教授)

第1部

13:30〜15:00 講演(1)
オーストリアのいじめ等予防教育プログラム-ヴィスクの運用と効果
Effectiveness of the ViSC Social Competence Program in Austria
タクヤ・ヤナギダ(ウィーン大学講師)
抄訳と解説 戸田有一(大阪教育大学教授)

(休憩)

第2部

15:30〜17:30 講演(2)
スマホからつながるネット問題の理解と対処
竹内 和雄 (兵庫県立大学准教授)

総合討論
(指定討論者)
黒田真由美(京都大学教務補佐)
高橋菜穂子(大阪城南女子短期大学講師)
木戸彩恵(立命館大学立命館グローバル・イノベーション機構専門研究員)

17:30 閉会
18:00 情報交換会(19:30頃終了)

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やまだようこ研究室 特別企画・連携企画

お問い合わせ先

立命館大学生存学研究センター事務局
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
TEL:075-465-8475 FAX:075-465-8245
E-mail:ars-vive@st.ritsumei.ac.jp

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