「生の技法と統治する主体は、自由をどう使うのか?」箱田徹『フーコーの闘争──〈統治する主体〉の誕生』合評会

掲載日: 2013年11月25日

企画趣旨

*『フーコーの闘争──〈統治する主体〉の誕生』(慶應義塾大学出版会)は、ミシェル・フーコー(1926-1984)の思想について、1970年代半ば以降の「後期フーコー」と呼ばれる時期の展開を、「統治」の概念を軸に読み解く、意欲的な試みです。

フーコーをめぐっては、権力と抵抗の図式の「行き詰まり」が議論される一方で、現代的な医学・生物学的管理への関心から、生政治や生権力という概念に注目が集まっています。

後期フーコー思想は、現代の知的・社会的状況と向き合う上で、どのようなインパクトを持つのか?

酒井隆史氏(大阪府立大学、社会思想史)と、稲葉振一郎氏(明治学院大学、社会倫理学者)をお迎えして、箱田氏の著作の合評会を行います。

みなさま是非ご参加ください。

コメンテーター

  • 稲葉振一郎(明治学院大学)『リベラリズムの存在証明』、『「公共性」論』ほか
  • 酒井隆史(大阪府立大学)『自由論』、『通天閣』ほか

コーディネーター

  • 橋口昌治(立命館大学)

日時

2014年1月11日(土) 14時〜17時(13時30分受付開始)

会場

立命館大学朱雀キャンパス203教室(JR・地下鉄「二条」駅徒歩2分、阪急「大宮」駅徒歩10分)

プログラム

  • 挨拶・企画説明:安部彰(立命館大学)
  • 著者より:箱田徹(立命館大学)
  • コメント1:稲葉振一郎(明治学院大学)
  • コメント2:酒井隆史(大阪府立大学)
  • リプライと討論

事前申し込み不要・参加費無料

ご来場には公共交通機関をご利用ください。

主催・問い合わせ先

主催:立命館大学生存学研究センター
問い合わせ先:立命館大学生存学研究センター事務局
TEL: 075-465-8475 FAX: 075-465-8245
E-mail: ars-vive@st.ritsumei.ac.jp