目の前のアフリカ 第2回「病と共にあるつながり―エイズ・人権・社会運動」

掲載日: 2013年06月07日

イベントチラシ

対談
西 真如(京都大学学際融合教育研究推進センター特定准教授)
× 斉藤 龍一郎(NPO法人アフリカ日本協議会事務局長)
× 新山 智基(日本学術振興会特別研究員)

日時:2013年6月14日(金)17:00〜19:00
主催:生存学研究センター
会場:立命館大学衣笠キャンパス アカデメイア立命21 2階 ミュージアム会議室
参加:参加費無料・申し込み不要

プログラム

17:00〜18:30 対談

西 真如
(京都大学学際融合教育研究推進センター特定准教授)
「社会的つながりが感染症を治療する―エチオピアのHIV感染症と釜ヶ崎の結核問題の経験」
斉藤 龍一郎
(NPO法人アフリカ日本協議会事務局長、立命館大学衣笠総合研究機構客員教授)
「アフリカのHIV陽性者運動に誰が応じたのか?日本における課題」
新山 智基
(日本学術振興会特別研究員、立命館大学生存学研究センター客員研究員)
「アフリカのHIV陽性者運動の役割」
18:30〜19:00 フリーディスカッション

企画趣旨

全地球規模で「障老病異」を観察と考察の対象に据えるには、欧米や東アジアとの連携以外に、途上国をまなざす視点を研ぎ澄ますことが同じくたいせつだ。

第2回アフリカセミナーのテーマは「HIV・エイズ」。1980年代まで知られることのなかったこの病気は、1996年に治療方法が確立されると、世界各国で治療が進められるようになった。しかし、感染者の大多数を占める途上国の貧しい人々に行き届くまでには、多くの時間を要した。現在、アフリカでは治療薬の服薬状況は先進諸国と比べても優れており、アフリカにおけるHIV対策は成功として評価されることも珍しくはない。このきっかけには、当事者であるHIV陽性者の「声」があった。「絶望」から「希望」を取りもどしたHIV陽性者。彼らをめぐる動きとつながりが、どのようにして病を生きる人々の状況を変えたのか。

グローバルな動向、アフリカ、そして日本国内の状況にも目を向けながら、エイズ・人権・社会運動という3つのキーワードをもとに「病いと共にあるつながり」を探ってみたい。

アフリカを目と鼻の先まで近づけてみよう

お問い合わせ先

立命館大学生存学研究センター事務局
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
TEL:075-465-8475 FAX:075-465-8245
E-mail:ars-vive@st.ritsumei.ac.jp

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