日本保健医療社会学会関西定例研究会(第1回)
掲載日: 2023年12月13日
「フーコーと精神医学と精神医学批判」
合評会 蓮澤優(2023)『フーコーと精神医学 精神医学批判の哲学的射程』青土社
共催: | 医療社会学研究会、立命館大学生存学研究所 |
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日時: | 2024年1月20日(土)15:00-18:00 |
場所: | 立命館大学 朱雀キャンパス 1F多目的室 最寄り駅はJR、地下鉄「二条駅」です。 https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/suzaku/ |
ハイブリッド方式で行います
現地参加される方は、資料準備の都合上、下記のグーグルフォームからご回答ください。
http://tiny.cc/8bsevz
Zoomアドレス
https://ritsumei-ac-jp.zoom.us/j/97955437118
ミーティングID: 979 5543 7118
パスワード無し
企画趣旨
ミシェル・フーコーは、人文社会系諸学において影響力のある思想家であるにとどまらない。精神医療・精神医学の分野で、学位請求論文をもとにした『狂気の歴史』(初版1961)によって、彼の名はタブー視(?)されつつも、消え去ることのない足跡を残した。
『フーコーと精神医学 精神医学批判の哲学的射程』は、哲学博士にして精神科医でもある蓮澤優さんが、『狂気の歴史』を読むことで経験した「困惑」と正面から格闘した成果である。フーコーの精神医学史――「歴史」かどうかの問題はあるが――に対して、哲学的・方法論的に綿密な読解を中心に据えて挑むことで、彼が精神医学の何をどのように批判したかを明らかにしようとした意欲作である。
この合評会では、著者による本書への簡単なイントロダクションに続いて、第2部「歴史記述を通じたフーコーの精神医学批判の意義」を中心に、イタリア精神医療の人類学で知られる松嶋健さん、医療社会学の美馬達哉がコメントし、フーコーの精神医学批判が目指したものについての議論を深めていく。
プログラム
14:30 | 開場 |
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15:00 | 開会と趣旨説明 美馬達哉(立命館大学先端総合学術研究科、日本保健医療社会学会研究活動委員会) |
15:10 | 「フーコー思想における “Psy”の問題系」 蓮澤優(九州大学)(30分) |
15:40 | 「医療人類学からのコメント(仮題)」 松嶋健(広島大学)(30分) |
16:10 | 「医療社会学とフーコー、そして精神医学批判」 美馬達哉(30分) |
16:40 | 休憩(10分) |
16:50 | 著者からのリプライ(20分) |
17:10 | 総合討論 |
18:00 | 閉会 |
18:30~ | 情報交換会(申し込み要) |