本拠点が2011年4月7日『京都新聞』夕刊1面で紹介されました

掲載日: 2011年04月08日

障害者や患者支援、HPで情報 立命大研究拠点が集約

立命館大のグローバルCOEプログラム「生存学創成拠点」(京都市北区)が、東日本大震災と原発事故で影響を受けている障害者や病気の人たちの現状や支援情報をホームページ(HP)に集約している。リアルタイムの後方支援として、英語や韓国語でも伝えている。

この拠点は障害や老い、病気などを抱えるそれぞれが共に生きる「生存学」がテーマだ。研究の一環でホームページに障害や病気の資料や参照先をまとめている。震災後、関係する当事者や支援者から情報が多数寄せられ、重要情報を整理して掲載を始めた。

人工呼吸器」のページでは、停電時の対応や相談窓口、対処法をまとめた資料、被災地からの報告が並ぶ。当事者団体による義援金の呼び掛けや支援活動の情報がある。

代表の立岩真也教授と大学院生約10人が担当し、英語韓国語のページも作成し、約千部発行のメールマガジンで主な最新情報を伝えている。

立岩教授は「これほどまでの大災害には、さまざまなつながりと支援が必要。最前線で頑張っている人を後方支援できるよう情報を拾い、支援の検証にも役立てたい」と話している。

【 2011年04月07日 13時48分 】

災害と障害者・病者:東日本大震災