シンポジウム「医療ヘルスケアアーカイブズの保存と利用に関わる諸課題と当事者参加」*イベントは終了いたしました。

掲載日: 2022年03月14日

【日時】2022年3月27日(日)13:00~17:00
【会場】立命館大学朱雀キャンパス(多目的室)+ オンライン
*対面朱雀会場は人数制限のため一般参加は事前登録で先着約15名です。
*情報保障字幕あり

【主催】立命館大学生存学研究所
【共催】JSPS科研費「アーカイブ構築に基づく優生保護法史研究」(基盤研究A・代表:松原洋子)、「医療アーカイブズの構築と利用環境の整備に関する先導的研究―九州大学診療録を材料に」(挑戦的研究/開拓・代表:折田悦郎)

概要

日本では、医療機関や福祉施設が作成し、その後使われなくなった診療録や患者記録、運営記録等(医療ヘルスケアアーカイブズ)を後世に残し、時の経過とともに開示する制度が根付いていません。しかし、医療ヘルスケアアーカイブズとは、何より人々の健康と命にかかわる情報であり、医療福祉政策や社会保障制度が反映されるもので、時には人々の人権に関わる記録でもあります。本シンポジウムでは、第一部としてそれらアーカイブズの重要性や課題、アーカイブズを保管する施設としての文書館の可能性、原爆資料の現況、資料に含まれる個人情報の問題、当事者の意見を取り込むための制度設計などを各演者が報告します。その上で、第二部として報告者と共に障害者団体関係者、行政関係者にも参加してもらい、今後の医療ヘルスケアアーカイブズの保存と公開のあるべき姿について議論を行います。

内容

【司会】松原洋子(立命館大学大学院先端総合学術研究科)

第一部

【報告】13:10~14:25

  • 後藤基行(立命館大学大学院先端総合学術研究科)〈コーディネーター〉
    「医療ヘルスケアアーカイブズの諸問題とその重要性」
  • 折田悦郎(九州大学院人文科学研究院・大学文書館(名誉教授))
    「アーカイブズの可能性―九州大学所蔵診療録に関する科研費研究プロジェクトから」
  • 久保田明子(広島大学原爆放射線医科学研究所)
    「医学研究所のアーカイブズについて:広島大学原爆放射線医科学研究所の状況」
  • 藤田卓仙(慶應義塾大学医学部)
    「医療分野における個人情報の取り扱いに関する法制度・実務上の課題」
  • 渡部沙織(東京大学医科学研究所)
    「医療ヘルスケアアーカイブへの患者・市民参画とPAB:当事者団体のインタビュー分析からの示唆」

【指定コメント】14:25~14:45

  • 美馬達哉(立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 森本祥子(東京大学文書館)

【質疑応答】15:00~15:30

第二部

【ディスカッション】15:30~17:00

シンポジスト:上記5名の報告者に加え、久保厚子・又村あおい(全国手をつなぐ育成会連合会)、小幡恭弘(全国精神保健福祉会連合会)、増田一世(日本障害者協議会)、竹島正(川崎市健康福祉局総合リハビリテーション推進センター)

【参加申込】

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSen35caRpYQIwcmCas8m9icq3-UpEJxfvw0u_ApHo0Tid7aZA/viewform?vc=0&c=0&w=1&flr=0
(参加申し込みは個別にも受け付けますができれば上記URLのフォームから登録してください。)

事前申込は2022年3月26日まで。当日参加希望者はフォームへの入力ではなく下記事務局にメールを
「アーカイブ構築に基づく優生保護法史研究」事務局 ・立命館大学修学館216(第4プロジェクト研究室)
E-mail:k-eug216@st.ritsumei.ac.jp