「放射能が降ってくる――ビキニ事件と科学者西脇安」展関連企画 山崎正勝講演会「核時代を生きた科学者 西脇安 ビキニ事件からラッセル・アインシュタイン宣言まで」

掲載日: 2015年08月21日

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講演者:山崎 正勝(東京工業大学名誉教授)
指定発言者:安田 和也(東京都立第五福竜丸展示館主任学芸員)

日時:2015年9月26日(土) 13:00〜15:00
場所:立命館大学国際平和ミュージアム二階 会議室
参加無料・申し込み不要
※お車でのご来館はご遠慮下さい。

概要

2015年は、世界的な核兵器廃絶運動の出発点となった「ラッセル・アインシュタイン宣言」60周年です。この宣言では「死の灰」に襲われた「日本の漁師たち」に触れながら、放射能汚染の脅威を訴えました。科学者・西脇安(1917〜2011)は、1954年3月のビキニ事件で被災した第五福竜丸の調査から放射能汚染の深刻さを痛感し、7月にはヨーロッパへ渡って福竜丸被災の実態を精力的に伝えています。この活動は日本の科学者たちの調査結果とともに、1955年7月の「ラッセル・アインシュタイン宣言」へとつながりました。この講演会では、戦後日本での放射能に対する科学者の関わりや人びとの運動について考え、生存と科学・技術の関係に理解を深めます。

講師の山崎正勝氏は、日本の戦前戦後の核兵器および原子力技術の歴史に造詣の深い科学技術史の研究者です。西脇プロジェクトのリーダーをつとめ、2014年には東京工業大学で「核時代を生きた科学者西脇安」展を企画されました。著作として『日本の核開発:1939‐1955―原爆から原子力へ』(績文堂出版、2011年)ほか多数。

主催 立命館大学生存学研究センター
共催 立命館大学人間科学研究所・文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究 (基礎研究チーム)」

お問い合わせ

立命館大学生存学研究センター事務局
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
TEL:075-465-8475 FAX:075-465-8245
E-mail:ars-vive@st.ritsumei.ac.jp

本企画は文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究」プロジェクトの一環としておこなわれるものです。