「触れる」記憶、つなぐ歴史 ―視覚を超えたユニバーサル・ミュージアム、アーカイブズの可能性―

掲載日: 2026年06月30日

◆映像・講演イベント:ユニバーサルミュージアム・アーカイブズへの招待




【日時・会場】
日時: 2026年7月11日(土) 13:00 ~ 15:15(開場 12:45)
会場: 国際平和ミュージアム2階セミナー室(現在確認中)
参加費: 無料 (事前申込不要・定員40名)
アクセシビリティ対応: 文字情報保障

【開催趣旨】
かつて各地を巡り、唄を届けた盲目の女性旅芸人「瞽女(ごぜ)」。彼女たちの姿を捉えた貴重なフィルムは、私たちに何を語りかけるのでしょうか。
本イベントでは、記録映画の上映を通じて瞽女さんの生きた歴史に触れるとともに、こうした貴重な文化資源をいかにして「遺し(アーカイブ)」、誰もがアクセスできる「ユニバーサルな共有財産」にしていけるかを考えます。
後半には、「ユニバーサル・ミュージアム」の提唱者であり、触文化論を牽引する広瀬浩二郎先生(国立民族学博物館教授)をお迎えし、視覚に頼らない歴史や文化の「触り方」、そしてこれからのミュージアムとアーカイブズのあり方についてお話を伺います。

【プログラム】

時間 内容 詳細
13:00-13:05 開会挨拶 イベントの趣旨説明
13:05-13:40 【第1部】
映画上映
『瞽女さんの唄が聞こえる』(約35分)
監督:伊東喜雄
13:40-14:00 【第2部】
ミニレクチャー
「瞽女アーカイブズの現在と未来」(20分)
失われゆくフィルムや資料の保存・継承、そして誰
もがアクセスできるアーカイブ化への課題について
齋藤 弘美(瞽女ミュージアム高田 顧問)
14:00-14:50 【第3部】
記念講演
「触覚でひらくユニバーサル・ミュージアム(仮)」
講師:広瀬 浩二郎 氏(国立民族学博物館教授)
14:50-15:15 質疑応答・
閉会

【上映作品・出演者・講師プロフィール】
・ 第1部 上映作品紹介
映画『瞽女さんの唄が聞こえる』
厳しい風雪のなか、三味線を手に語り唄い歩いた盲目の旅芸人・瞽女。最後の長岡瞽
女である杉本キクイ氏、杉本シズ氏らの姿を伊東喜雄監督が克明に描いた貴重なドキ
ュメンタリー。
・ 第3部 講師
広瀬 浩二郎(ひろせ こうじろう)氏
国立民族学博物館 人類基礎理論研究部 教授。
自らを「座頭市流フィールドワーカー」と称し、日本宗教史、民俗学、障害者文化論、触文化論を専門とする。「ユニバーサル・ミュージアム(誰もが楽しめる博物館)」の理論と実践に関する研究を進め、”触る”ことでひろがる新たな文化人類学の可能性を発信し続けている。主な著書に『さわる文化への招待―触覚でみる手学問のすすめ』(世界思想社)、『さわって楽しむ博物館: ユニバーサル・ミュージアムの可能性』(青弓社)など多数。

・ 共催:立命館大学生存学研究所
立命館大学国際平和ミュージアム(既に申請、承認済)
平和教育研究センタープロジェクト「多様な背景をもつ来館者にむけ
た展示鑑賞体験開発」

※予算は研究所重点研究プログラム(特別研究費:阿久津美紀)から執行予定