老い研究会

本研究会の目的は、現代の日本において、ひとびとが〈老い衰えゆく〉ことをめぐって惹起されるさまざまな問いを吟味し、考察することである。本研究会では「寝たきり老人」をめぐる言説研究などを蓄積してきた。今後も、〈老い衰えゆく〉ことをめぐる諸研究を継続して蓄積することは、現代社会における〈老い衰えゆく〉姿を考察するうえで重要である。〈老い衰えゆく〉ことから現代社会を逆照射し、そこにある問題を考察してく。本研究会による研究の意義は〈老い衰えゆく〉ことに特化しながらも、大きな幅を持って現代社会を捉え、様々な問題に切り込む可能性を持っていることである。

障老病異という生存学の主題のひとつである〈老い〉を主題とした研究会は本拠点に不可欠である。本研究会では、各メンバーが学会報告や研究論文執筆の過程で収集した〈老い〉に関連する事項の蓄積を生存学ウェブサイトに掲載し、データベースとして広く公開することで生存学の情報発信に大いに貢献できる。

プロジェクト名 老い研究会
プロジェクト代表者 天田城介
年度 2013