マイノリティ研究プロジェクト
マイノリティ研究という学あるいは知は、当事者による実践(反差別闘争や権利獲得運動)と国家・行政・学界という体制とその政策との諸関係(対立、共犯等)のなかで、歴史的に形作られ、制度化されてきた。本プロジェクトは、日本におけるマイノリティ研究の制度化を歴史として主題化し、検討した上で、その求められる現在地を再考することを目的とする。
本プロジェクトは、生存学研究センターの課題群である「生存のエスノグラフィー」と「生存をめぐる制度・政策」の相互関係を、歴史的に明らかにするものである。マイノリティに関するエスノグラフィーや調査・研究を、当事者の生存のありようのみならず、制度・政策との緊張関係や共犯関係の構造のなかで読み直す。そして、マイノリティの悪しき包摂でもなく、管理・収奪でもない知・学の可能性と困難を提示する。
プロジェクト名 | マイノリティ研究プロジェクト |
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プロジェクト代表者 | 天田城介 |
年度 | 2014 |