生存のナラティブと質的研究会

昨年度から「ナラティヴと質的研究会」を結成し、全国の100人を超す会員と共に各種研究会を開催してきた。本プロジェクトは、そのうち「生存学」に関連した研究会を担い、特に研究法と研修法を探究する。具体的には、下記の3つの目的の活動を行う。1)「病い」「生存」の語りを中心として、当事者研究のあり方と研究方法論を探究する。2)ナラティヴと質的研究の最先端の海外文献購読会を開催して相互研修する。3)専門家を招いて多様なナラティヴ・ワークショップを行い、効果的な相互研修法を実践的に試行する。

当事者を重視したナラティヴと質的研究法は、新しい領域である。生存のナラティヴに着目する本プロジェクトは、新たな研究方法や研修方法を実践的に提案することによって、研究の最先端を担うリーダー的な役割を果たすことができる。研究会の多くは公開で行うため、若手の研究員や大学院生たちの教育と研修の場を広く提供できる。

プロジェクト名 生存のナラティブと質的研究会
研究課題 当事者を重視した生存のナラティヴと質的研究の方法論と教育法の探究
プロジェクト代表者 やまだようこ
年度 2013