生存学アーカイヴィング
代表者:立岩真也(先端総合学術研究科 教授)
この国に限り、さらに戦後に限っても、今多くが失われつつある。例えば、旧国立療養所で暮らしてきたハンセン病療養者たちは、あと10年もすれば極めて僅かになってしまう。
例えば1960年代・70年代に福祉・医療の政策、社会運動に関わってきた人たちも70代、80代になっている。その人たちが亡くなると、そこにあった資料もごみとして出されてしまうことが珍しくない。
これまでの検証に基づいて未来展望するために、文字資料の散逸を防ぎ、収集し整理し公開していく必要がある。そして集めるべき対象は文字資料だけでなく、映像資料等も含まれる。さらに私たち自らが、人々の証言を得ること、録音そして/あるいは録画し、それらを整理し、公開する。また、収蔵・公開にどのような条件が必要かを検討する。
その必要性を否定する人はいないが、障老病異という領域について、それを実際に運営できることのできる体制があるのは本研究所に限られる。
他の特色のある各地のアーカイブとも協力して、研究のための収蔵の体制を作るための研究を行い、実際にその体制を作っていく。
メンバー一覧
リーダー
- 立岩 真也(先端総合学術研究科・教授)
学内教員(専任教員、研究系教員等)
- 富永 京子(産業社会学部・准教授)
- 大谷 いづみ(産業社会学部・教授)
- 岸 政彦(先端総合学術研究科・教授)
- 美馬 達哉(先端総合学術研究科・教授)
- 福間 良明(産業社会学部・教授)
- 松原 洋子(先端総合学術研究科・教授
専門研究員・研究員
- 北村 健太郎(衣笠総合研究機構・専門研究員)
- 坂井 めぐみ(衣笠総合研究機構・専門研究員)
大学院生
- 坂野 久美(先端総合学術研究科・大学院生)
- 小井戸 恵子(先端総合学術研究科・大学院生)
- Yoo Jin kyung(先端総合学術研究科・大学院生)
- 中村 雅也(先端総合学術研究科・大学院生)
- 高木 美歩(先端総合学術研究科・大学院生)
- 増田 洋介(先端総合学術研究科・大学院生)
- 植木 是(先端総合学術研究科・大学院生)
- 栗川 治(先端総合学術研究科・大学院生)
- 岸田 典子(先端総合学術研究科・大学院生)
- 駒澤 真由美(先端総合学術研究科・大学院生)
- 権藤 眞由美(先端総合学術研究科・大学院生)
- 酒井 美和(先端総合学術研究科・大学院生)
- 牧野 恵子(先端総合学術研究科・大学院生)
- 伊東 香純(先端総合学術研究科・大学院生)
- 桐原 尚之(先端総合学術研究科・大学院生)
その他の学内者(補助研究員、非常勤講師・研究生・研修生等)
- 川端 美季(産業社会学部・授業担当講師)
- 飯田 奈美子(先端総合学術研究科・授業担当講師)
- 藤原 信行(先端総合学術研究科・非常勤講師)
客員協力研究員
- 大野 光明(滋賀県立大学・准教授)
- 堀 智久(名寄市立大学・准教授)
その他の学外者
- 廣野 俊輔(大分大学・准教授)
- 土屋 葉(愛知大学・教授)
- 山下 幸子(淑徳大学・教授)