2015年度若手研究者研究力強化型「国際的研究活動」

【前期】

採択研究者 橋口昌治(生存学研究センター客員研究員)
研究内容 アメリカ・ペンシルバニア州ピッツバーグで行われるLabor and Employment Relations Associationの第67回総会におけるセッション”Organizing Precarious Workers in Japan and the United States.”に参加し、“Organizing Young Flexible Workers in Japan.”という報告を行う。
研究成果報告 最賃引き上げ運動と日米労使関係の現状
採択研究者 新山智基(生存学研究センター客員研究員)
研究内容 本研究の目的は、「顧みられない熱帯病」を素材とし、途上国の保健・医療/リハビリテーションの実態と、感染症に対するNGO支援の展開を分析することで効果的な支援モデルを構築することにある。
本研究の調査を実施するために、2015年8月から9月にかけて、トーゴ共和国での医療・リハビリテーションに関する現地調査およびNGO支援の効果分析に関する調査を実施予定である。
(※採択後、諸事情により渡航延期)

【後期】

採択研究者 荒木健哉(立命館大学大学院 先端総合学術研究科)
研究内容 民族紛争や宗教上の対立、貧困、薬物汚染、ポスト・コンフリクト社会における障害やケアの問題に対峙する方法として、アフリカ諸国における開発援助で近年さかんに実施されているのが、スポーツを通じた国際協力である。本研究では、ナイジェリア連邦共和国ラゴス州においてスポーツを通じたグローバルイシューの啓蒙・教育活動を行う国際NGO「グラスルーツサッカー」の取り組みを事例として、スポーツと貧困や病、民族対立との関係をめぐる文化的な論理の違いを明らかにし、スポーツが人々のクオリティ・オブ・ライフにいかに貢献しうるかを考察する。
研究成果報告 開発協力における「スポーツ」実践過程――国際協力アクターによるスポーツの展開
採択研究者 三輪佳子(立命館大学大学院 先端総合学術研究科)
研究内容 AAAS(米国科学振興協会)年次大会(於ワシントンDC)参加・発表
米国東部での貧困問題・障害者問題に関する視察・情報交換
国連女性差別撤廃委員会(於ジュネーブ・日時未定)への参加・ロビイング活動・現地障害者団体等との情報交換
ヨーロッパでの貧困問題・障害者問題に関する現地視察・情報交換
研究成果報告 「住まい」による生活困窮者のエンパワメント――アメリカ・ワシントンDCの「Pathways to Housing DC」にて