永浜明子

インクルーシブ体育、スポーツ/臨床哲学

「ひと」を好きになれずにここまできました。ひとは、強く・煩わし存在でした。ひとは、ひとを見下し、差別し、高みから眺めたりします。そんな風景が心に蓄積されていく中、ひととの関係を築くことから距離をあけてきました。その一方で、あるいは、だからこそ、あまりにも弱いひとという生きものに興味を抱いてきました。ひとを見下し、差別するひともまた生きづらさを感じているのかもしれません。そう考えるようになったきっかけは、2009年に出遇った特性のある学生Ajuでした。
発達障がいのある彼女と「共歩」する中、さまざまな形で出現する「ひと」の不可思議さを目の当たりにし、ひとに対する煩わしさと興味の狭間で揺らぎながら生きている感じです。関心は、ひととひととの関係性の中に出現する「ひと」についてです。
ひとに対するとどまることのない問いには正解はないのかもしれませんが、問い続けることでしかひとの尊厳を守るすべはないと思っています。

生存学に関連した主な業績

著作・刊行物

  1. Aju、永浜明子『発達障がいを生きない。: “ちょっと変わった”学生とせんせい、一つ屋根の下に暮らして』ミネルヴァ書房、2022年9月
  2. 永浜明子『「間」に生起する自閉症スペクトラム』大阪大学出版、2022年2月

論文

  1. 永浜明子「自閉症スペクトラムをめぐる二者の現象学的当事者研究 : 『傷つきやすさ』と『特性』」『傷つきやすさの現象学』pp.83-104、2020.
  2. 永浜明子・Aju「わたしたちの自閉症論:ひととひととの『間』の障がい」『発達』41(161)、pp.69-76、2020.
  3. 永浜明子・畠山主税「重篤な疾患・障がいを負った子のきょうだいの気持ち : きょうだいの回想から」『日本教育保健学会年報』26、pp.29-38、2019.
  4. 永浜明子「『多様性』を『理解する』『認める』の誤謬」『メタフュシカ』49、pp.1-16、2018.
  5. 永浜明子「わたしらしさと障がい受容」『メチエ』22、pp.41-49、2018.

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