姫野 友紀子

私は、生命がいかに環境と呼応しながら恒常性を維持しているか、という点に着目し、研究に取り組んでいます。そのアプローチの方法は、大きく分けて以下の3つです。①生理学的データに基づく数理モデルを構築し、生体機能シミュレータを用いて生命現象を再現し、生体のしくみを解明する。②ロックトイン症候群と呼ばれる重度の全身麻痺とコミュニケーション障害をもつ人びとの生を支えるしくみを、アンケートやインタビュー調査によって明らかにし、理解を深める。③人びとの身体観がどのように変遷し、構築されてきたかを歴史的に俯瞰する。現代を生きる私たちにとって、健康、幸福とは何かという人類普遍の問いかけに対する具体的な答えを、総合的な視野で追及し、生存学研究所を拠点として世界へ向けて発信することを目指します。

生存学に関連した主な業績

【著書】

  1. 姫野友紀子 「身体」 森田都紀編 『伝統文化 史料編』 藝術学舎 2021年
  2. 姫野友紀子 「身体論」井上治編『伝統文化 入門編』 藝術学舎 2020年

【主要論文】

  1. Himeno Yukiko, Inoue Osamu, Fernando Vidal, THE “WAY OF FLOWERS” AND THE CARE OF PERSONS WITH AMYOTROPHIC LATERAL SCLEROSIS IN JAPAN, Arxiu d’Etnografia de Catalunya 20, 2020.

【関連リンク】

arsvi.com 「生存学」創生拠点

書庫利用案内

「生存学」創生拠点パンフレットダウンロードページへ

「生存学奨励賞」

立命館大学大学院先端総合学術研究科

立命館大学人間科学研究所

立命館大学

ボーフム障害学センター(BODYS)

フェイスブック:立命館大学生存学研究所

生存学研究所のTwitterを読む