松原 洋子

生存をめぐる科学・技術

専門は科学史・生命倫理学・科学技術社会論です。近現代の生物学・生命科学・医学と関連技術について、特に生殖、病気、障害に関わる争点と社会との関連に注目しながら、研究しています。また、読書障害に配慮した使いやすい電子書籍を開発し流通させる仕組みの研究と普及(電子書籍のアクセシビリティ)についても、様々な取り組みをしています。生存学研究センターのサブプロジェクトでは、主に「生存をめぐる科学・技術」を担当しています。また、若手強化型プロジェクト「出生をめぐる倫理研究会」などで院生と共同研究を進めています。

生存学に関連した主な業績

著書

  1. 米本昌平・松原洋子・橳島次郎・市野川容孝『優生学と人間社会―生命科学の世紀はどこへ向かうのか』、講談社現代新書、2000年。
  2. 松原洋子・小泉義之編著『生命の臨界―争点としての生命』、人文書院、2005年。
  3. 松原洋子「妊娠と出産をめぐる医療の危機と社会」、吉岡斉ほか編『新通史 日本の科学技術―世紀転換期の社会史1995-2011年〈第3巻〉』、原書房、442-453頁、2012年。
  4. 松原洋子「優生学」、玉井真理子・松田純編『シリーズ生命倫理学11 遺伝子と医療』、125-142頁、2013年。

論文

  1. 松原洋子・植村要「未校正書籍テキストデータの読書アクセシビリティ―大学図書館における読書障害学生支援に向けて―」『立命館人間科学研究』第26号、 99-110頁、2013年。
  2. 山口翔、青木千帆子、植村要、松原洋子「電子書籍アクセシビリティに関する出版社アンケート」『国際公共経済研究』、査読無、第23号、244-255頁、2012年。

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