認知症介護研究会

本研究会は、「認知症」をはじめとする老いに見られる諸現実を踏まえつつ、高齢者医療福祉の実践の場で活躍する実践者と老いに関する研究を理論的に展開する研究者が共同の場で議論を重ね、実践に還元されるような討議でもなく、また理論的討議へと自己完結する形でもない新たな研究会の在り方を探求することを目的とする。本研究会は2003年7月4日(土)に京都ではじめて開催されてからすでに11年目を数えており、医師・看護師・社会福祉士・介護福祉士・各種療法士、各種セラピストをはじめ、全国から多くの研究者が参加し、”地に足付けた研究会”として運営してきた。加えて、認知症介護研究会のホームページにその10年の軌跡が記すように、立命館大学生存学研究センターが立ち上がってからは常に共催の形で連携して運営してきたという背景がある。

本研究会は現代日本社会において「認知症」「老い」から社会や世界がいかに見えてくるのかを多角的かつ領域横断的に検討し、そこから実践と理論を接続していくものである。「認知症」に関する学術的討議の場は、例えば認知症ケア学会などがあるが、それらは多くは実践志向であり、「認知症から考える」という志向性を欠くことが多い。それに対して、本研究会はまさに「認知症」や「老い」からこそ社会を論考し、描き出すことを立場や職業を超えて遂行していく場である。その意味では、日本において極めてユニークな研究会であり、その理論的かつ実践的な意義は極めて大きい。

プロジェクト名 認知症介護研究会
研究課題 認知症から社会を考える
プロジェクト代表者 天田城介
年度 2013