やまだ ようこ

生存のエスノグラフィー

私のテーマは人生心理学です。「人は人生をいかに生きるか」という大きな問いを、ナラティヴ(物語・語り)アプローチから探求しています。専門は、生涯発達心理学とナラティヴ心理学です。人は人生を生きるうえで、病気、障害、災難、失業、老い、死など、こんなはずではなかったという出来事や喪失、さまざまな否定的出来事に出会います。起こってしまった人生の出来事そのものは変えられないかもしれませんが、それをどのような経験として意味づけるかは、物語によって変わります。物語とは、経験の組織化のしかたや意味づけかたのことです。人生のおもしろさは、たとえ否定的な経験でも、物語の力によって意味づけを変え、肯定的に行き直していくダイナミックな心理転換ができることでしょう。多様な人々のさまざまな生き方の心理的しくみ「人間ってすばらしい、こんなふうにも生きられる!」に驚き、学び、伝えていくことが私の仕事です。

生存学に関連した主な業績

著書

  1. Yamada, Y. (2004). The generative life cycle model: Integration of Japanese folk images and generativity. de St. Aubin, E., McAdams, D.P., & Kim, T. C. (Eds.), The generative society: Caring for future generations(pp.97-112). American Psychological Association.
  2. Yamada, Y., & Kato, Y. (2004). Japanese students'depictions of the soul after death: Towards a psychological model of culutural representations. In S. Formanek, & W. Lafleur (Eds.), Practicing the after life: Perspectives from Japan(pp.417-438). Verlag der Osterreichischen Akademie der Wissenschaften.
  3. やまだようこ(2007)喪失の語り-生成のライフストーリー(やまだようこ著作集第8巻) 東京: 新曜社.
  4. やまだようこ(編) (2007) 質的心理学の方法-語りをきく. 東京: 新曜社.
  5. やまだようこ(2008)(編)人生と病いの語り. 東京:東京大学出版会

論文

  1. Yamada, Y. & Kato, Y. (2006) Images of circular time and spiral repetition: The generative life cycle model. Culture & Psychology, 12, 2, 143-160.
  2. やまだようこ・山田千積(2006)「ライフストーリーの樹」モデル-専門家と生活者の場所と糖尿病のナラティヴ. 看護研究, 39(5), 385-397.
  3. やまだようこ(2007)質的研究における対話的モデル構成法-多重の現実, ナラティヴ・テクスト, 対話的省察性(リフレクシビティ). 質的心理学研究,6, 174-194.
  4. やまだようこ・村上幸平(2012).老年世代の「私と子ども」関係イメージ-過去、現在、未来のビジュアル・ナラティヴ. 京都大学大学院教育学研究科紀要 58,45-70.
  5. やまだようこ(2013). 看護とナラティヴ:「並ぶ関係」で当事者の物語を聴く.看護診断.18,1,34-39.

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