あとがき

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あとがき


渡辺克典

「まえがき」でも記したように、副題に「3」と付いている本書は、連続セミナー「障害/社会」の3冊目の報告書となります。セミナー2回分の収録となり報告書の刊行には逡巡もありましたが、2つのセミナーの内容と密接に関連する論文を寄せていただくことができたため、無事に刊行までいたることができました。講演者ならびに司会者、そして論文を寄稿いただいた伊東香純さんに、この場を借りて御礼申し上げたいと思います。
連続セミナー「障害/社会」は、セミナーとして講演と質疑応答の場を設けるだけではなく、開催後には可能な限り文字化(テキスト化)して、ウェブ上での公開あるいは冊子として配布することを目指しています。これには、(なるべく週末に開催するようにはしていますが)日程が合わず参加できない方にも読んでいただきたいという希望や、テキストデータによる情報保障といった側面もありますが、それに加えて、「制度・政策」や法律に関することがらは難解な言葉遣いとなりがちななか、話しことばや具体的なエピソードをまじえて「障害/社会」を理解し、問題点をとらえ、構想することを目指したいといった意図があります。
かといって、理想を言うのはたやすいですが、セミナーにおいてそれを実現するのには困難もあります。とくに講演者や司会者のみなさまには、講演時にはわかりやすい言葉で話していただき、セミナー後にテープ起こし原稿を確認し、微細にわたりチェックいただく作業をお願いすることになります。制度・政策や当事者運動の現在をめぐるテーマであれば、刊行はなるべく早めにしたい欲も生まれます。また、質疑応答が録音・掲載されることから、質問したいことが聞けないといったことも起きているかもしれません。この点については、なるべくセミナー開催「後」にも議論の場を確保できるよう配慮するようにしていますが、うまくいっているかどうか不安なところもあります。
セミナーを開催すること、そしてそれを報告書として刊行すること、そのいずれにも多くの人びとの多大な助力があります。それが連続セミナーであれば、なおさらです。3冊目を刊行することができたのは、ひとえにこれまでの支えがあってこそと実感しています。立命館大学人間科学研究所『インクルーシブ社会研究』第5号ならびに第11号のあとがきでお名前をあげさせていただいたみなさま、新たに生存学の担当となられた本学リサーチオフィスの三輪彩子さん、藤井良子さんを加えて、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

生存学研究センター報告

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