公開講演会 ドキュメンタリー映画「首相官邸の前で」上映とトーク

掲載日: 2016-05-26

日時:2016年7月8日(金)18:30-21:00
会場:立命館大学 衣笠キャンパス 創思館1階 カンファレンスルーム
交通アクセス / キャンパスマップ
参加費:無料(事前予約不要)
主催:立命館大学生存学研究センター

※会場の近くに駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用下さい。

プログラム

映画上映 小熊英二監督作品ドキュメンタリー映画「首相官邸の前で」上映会
(上映時間109分)
トーク 小熊英二監督(スカイプ参加)+上野千鶴子(本学先端総合学術研究科教員)・富永京子(本学産業社会学部教員)
40分

概要

3.11の福島第1原発事故の後、毎週金曜日の夕方18-20時に継続して首相官邸前に集まって脱原発の抗議行動をした人々。

最大ピーク時には20万人を動員した。その行動に参加したひとりひとりを追いかけ、また個人がブログやSNSに挙げた膨大な記錄映像を集めて、市民の「共同製作」ともいうべき画期的な作品を生み出した。監督の小熊英二は社会学者。「これを記錄しなければ」と思ったときに、「他人に頼まないで自分でやろう」と思ったという。ひとは変われる、社会は変えられる…ことを実感する感動の映像。

予告編:https://www.youtube.com/watch?v=EFjsarBPAZ8&feature=youtu.be

― 監督の言葉 ―

私は、この出来事を記録したいと思った。自分は歴史家であり、社会学者だ。いま自分がやるべきことは何かといえば、これを記録し、後世に残すことだと思った。映画を撮ったことはなかった。映画作りに関心を持ったこともなかった。しかし、過去の資料の断片を集めて、一つの世界を織りあげることは、これまでの著作でやってきた。扱うことになる対象が、文字であるか映像であるかは、このさい問題ではなかった。いうまでもないが、一人で作った作品ではない。同時代に現場を撮影していた人びと、インタビューに応じてくれた人びとが、すべて無償で協力してくれた。

なにより、この映画の主役は、映っている人びとすべてだ。その人びとは、性別も世代も、地位も国籍も、出身地も志向もばらばらだ。そうした人びとが、一つの場につどう姿は、稀有のことであると同時に、力強く、美しいと思った。

― 第2部 監督を迎えてトーク ―

本作品の自主上映条件には「参加者が映画について意見交換する時間を設けること」とある。遠方のため小熊監督はスカイプ参加の予定。本学教員で反安保法制の運動にも関わった上野千鶴子と社会運動の社会学が専門の冨永京子がトークに加わる。

監督はこう言う。

「いろいろな見方のできる映画だと思う。見た後で、隣の人と、率直な感想を話しあってほしい。映画に意味を与えるのは観客であり、その集合体としての社会である。そこから、あなたにとって、また社会にとって、新しいことが生まれるはずだ」(公式HP等から一部抜粋して作成)

プロフィール

小熊英二(おぐま・えいじ)

1962年東京生まれ。出版社勤務を経て、慶應義塾大学総合政策学部教授。福島原発事故後、積極的に脱原発運動にかかわり、メディア上での発言も多い。2012年の著作『社会を変えるには』で新書大賞を受賞。他の著作に『単一民族神話の起源』(サントリー学芸賞受賞)、『<民主>と<愛国>』(大仏次郎論壇賞、毎日出版文化賞)、『1968』(角川財団学芸賞)など。映像作品の監督は今回が初めてだが、脱原発運動のなかで得ていた信用のために、多くの映像提供などの協力を得ることができた。

上野千鶴子(うえの・ちづこ)

1948年生まれ、社会学者。東京大学名誉教授、立命館大学特別招聘教授。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長。女性学・ジェンダー研究が専門。長きにわたって女性運動を牽引してきた。「安全保障関連法案に反対する学者の会」の発起人のひとり。新刊に共著『18歳からの民主主義』(岩波ジュニア新書)。

富永京子(とみなが・きょうこ)

1986年生、立命館大学准教授。社会運動論・国際社会学専攻。G7(G8)サミット抗議行動、安保法制反対運動などの社会運動文化に着目した研究を行っている。近著に、『サミット・プロテスト』『奇妙なナショナリズムの時代』(ともに共著)。本年夏に博士論文をもとにした書籍『社会運動のサブカルチャー化』(せりか書房)を刊行予定。

お問い合わせ先

立命館大学生存学研究センター事務局
TEL: 075-465-8475 FAX: 075-465-8245
E-mail: ars-vive@st.ritsumei.ac.jp

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