フェミニズム研究会 第4回公開研究会「境界を揺るがす――映画『トークバック』上映会・坂上香監督を迎えて――」

掲載日: 2014-10-06

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(PDF形式:7.6MB)

日時:2014年10月20日(月)16:00〜20:00(開場 15:30)
会場:立命館大学衣笠キャンパス 創思館1階カンファレンスルーム
主催:立命館大学生存学研究センター
共催:立命館大学人間科学研究所「インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究(基礎研究チーム)」
協力:立命館大学国際言語文化研究所ジェンダー研究会
企画:立命館大学生存学研究センター若手研究者研究力強化型プロジェクト「フェミニズム研究会」

開催趣旨

「フェミニズム研究会」はフェミニズムの思想/実践に触れることにより、ジェンダーで分かたれた日常・学術の場における権力関係を分節化することを目的とし、関連する文献の講読などを行ってきた。本研究会の主要メンバーはフェミニズムを必ずしも研究の主要テーマとしていない。であるがゆえに、フェミニズムの理論やその作法を「受け取りながら相対化する」という知見を有している。

上記の視座から、本年度は「境界を揺るがす――映画『トークバック』上映会・坂上香監督を迎えて――」という表題で、エンパワメントと表現活動(パフォーマンス)を主題に、本映画の監督である坂上香さん、劇団態変のパフォーマーである金満里さん、演劇論を専門にされている池内靖子先生をお呼びして公開研究会を開催する。

日常にひそむ差別や偏見は、人の生/性を抑えつけ脅かすものである。フェミニズムがながく紡いできたおおくの知や実践は、差別・偏見のさなかにあって、これに抗し、生きて在ることの幅を広げるものである。それは人の生/性にかかる関係の苦しみにつぶさに目を向け、人の固有の生/性の在りかたを手放すことなく豊かに活気づける試みでもある。そのフェミニズムの大きな意義の一つに、当人の痛みや苦しみをいかに社会や見知らぬ他者に拓くことができるか、「その動揺までをも含んだ、作法についての思索」がある。

本企画は、その作用・思索の実践として表現活動(パフォーマンス)に注目し、女だけの演劇団体を扱った坂上監督の映画『トーク・バック』を上映する。この映画に登場する演者たちは、差別や偏見にさらされ苦しんできた己の過去と対峙し、それを観客に向けて力強く表現することで、自身に引いた/引かれた境界線を揺るがし、個人の内にある力を練りだしている。

本企画は、映画を起点として、個人的な体験を他者や社会に「開いていく」フェミニズムの可能性について参加者それぞれが自らに問い返しながら引き継ぐ契機となる。この意味において、本企画の目的は様々なディシプリンを持つ院生や研究者が集まる生存学研究センターの学的意義にも与するものである。

(文責・大谷通高:立命館グローバル・イノベーション研究機構)

映画紹介

トークバック(公式サイト)

監督・製作・編集:坂上香/2013年/日本/119分

『トークバック』とは
『声をあげ」、人々と『呼応しあう』こと。

女たちのアマチュア劇団 -舞台はサンフランシスコ。
元受刑者とHIV/AIDS陽性者が、自分たちの人生を芝居にした。
暴力にさらされ、“どん底” を生き抜いてきた女たちの現実とファンタジー。
舞台で、日常で、トークバック(声をあげ、呼応)する女たち。
彼女たちの演劇は芸術か、治療か、それとも革命か?

プログラム

15:30 開場
16:00〜16:10 趣旨説明
16:10〜18:10 『トークバック 沈黙を破る女たち』上映
18:10〜18:30 休憩
18:30〜20:00 坂上香監督とのトークセッション
コメント+全体討議
メインコメンテーター:金満里(劇団態変主宰者)
コメンテーター:池内靖子(立命館大学名誉教授)
20:00 閉会

お問い合わせ先

立命館大学生存学研究センター事務局
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
TEL:075-465-8475 FAX:075-465-8245
E-mail:ars-vive@st.ritsumei.ac.jp

※駐車スペースがございませんので、ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。

本企画は文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究」プロジェクトの一環としておこなわれるものです。

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